2018年05月08日

いつもあなたのそばにいたいから。これが私なりの、二人だけの幸せな時を過ごす最良の方法かな?「からかい上手の高木さん」

  大好きな人といつも一緒にいたい。自分の想いを相手に伝えたい。好きな人に対してどのようなかたちをとれば幸せなのか、あるいは満足できるのか。相手へのアプローチの方法は人それぞれですよね。告白してうまく相手に承認され、かたちとして付き合うことになった場合でも、そのためにかたちにこだわり過ぎて、互いが自然に楽しくいられることの振る舞いがかえって以前よりもうまく出来ない、と言ったこともなきにしもあらずですよね。そう考えると、すぐさま告白することで結果を出すことだけが正解とは一概には言えないかもしれません。

もし、告白しないでも、好きな相手と楽しく一緒にいられる時間が最大限に作れる方法があったとしたら、そちらを選ぶという選択肢も人生にはありのような。2つ前にブログに書いた「Just Because!」という作品記事で私は間接的に、相手にお想いがあるならば、結果はどうあれ、告白すべきだというような内容を書きました。しかし、今回紹介する作品を観終わって、それだけが目の前の選択肢では無いと思いました。告白することばかりにとらわれると、本来、恋愛の最終目標である、好きな相手と楽しい時間を共有することにブレーキが掛かる恐れも秘めています。楽しい幸せな時間を相手と育むこともまた大切なことであり、例え付き合っていなくても、そういった時間をたくさん相手と過ごせたら、結果として自分は今が幸せだと思えるはずです。

そのような、牛歩の一歩のようなアクションでも、その共有の時間を積み上げることがむしろ、相手にとっても必然だったと感じられる時があとあと自然に訪れることになるかもしれません。どちらの方法が自分にとってより良い方法かは、最終的には自分の選択次第にはなりますが。私の恋愛はもう打ち止めですので(私には最愛?な妻がいますので)、これから未来ある若い方にはそう、アドバイスをしたいものですね。

今回そのような恋愛感にいたったのは、このアニメ作品を観たからです。
「からかい上手の高木さん」です。

この作品のジャンルは”ラブコメ”・”ギャグ”・”日常”です。登場キャラは非情に少なく、中学1年生のヒロイン”高木さん”と、高木さんにいつもからかわれている同じクラスで高木さんの隣の席の主人公男子”西片くん”のふたりをメインに、その他には同じクラスの女子4名・男子3名・クラス担任が準レギュラーとして登場するぐらいです。ほぼ8割以上が高木さんと西片くんのお話です。その内容はもちろんタイトルの通り、高木さんが西片くんをからかうというものです。”高木さんが西片くんのことが好き”というのがベースにあって、それ故に、高木さんは西片くんと楽しい時間を過ごすためにいつも彼をからかってしまうという、彼女なりの間接的な恋のアプローチが彼をからかうというかたちになってお話は進行します。

からかい上手の高木さん1.jpg

鈍感な西片くんはなかなかそれには気が付かず、むしろ、高木さんのからかい攻撃に対して一矢報いる反撃をいつもPLAN・DO・CHECKし続けるのですが、西片くんの行動は高木さんにはすべてお見通しで、ことごとく反撃をかわされてしまいます。からかいを止めてもらうために彼なりに彼女の裏をかく行動を起こすのですが、読み過ぎてそれが裏目に出たりと、からかいが減るどころかむしろ増える一方で、その数は1日に53回にも達することも。そのために西片くんは、「高木さんめぇ〜、今度こそはこれで高木さんをぎゃふんといわせてやる!」といつも口癖のようにそう発し、四六時中、高木さんに対してリベンジすることを考え続けています。高木さんがそこまで計算づくなわけでは決して無いとは思いますが、結果、彼の頭の中と目の前にはいつも彼女の存在がありありになっています。

そんなふたりの微笑ましいやりとりが日常の出来事となってコミカルに描かれている作品です。彼といつも一緒にいたい高木さんの行動が一途で愛らしく、反撃するも優しく純情である西片くんの少年らしさがこれまたとっても可愛いと言える内容です。

しかしながら、この作品はラブコメ&ギャグ作品ではありますが、見方によっては、むしろ、ムズキュン的な”ラブストーリー”にも映る作品かと思います。全12話のラスト2話は、どうなる今後のふたり?的な内容にも発展するという、お楽しみな構成になっています。殆どは高木さんの西片くんへのかわいらしいからかいと、いつかぎゃふんと言わせることだけに命を燃やす西片くんの反撃、そして周りの生徒達の恋愛感がお話の中心です。しかし、その合間合間に、微妙な高木さんのさりげない彼への告白が登場するのです。中学1年生の若さゆえか、それプラス西片くんがあまりにも鈍感なのか、なかなか彼はそのことに気が付きません。中坊男子なんてそんなものかもしれませんけどね。面白さとドギマギの両方が味わえる、ひとつで2度美味しいあん&バターパンのような作品です。

年輩の方々がこの作品を観ると、そんな昔の淡い恋心を懐かしく感じる事が出来るお話だと思います。自分にとってもそんなかわいらしい時代があったんだ、その頃のそうした記憶は色褪せないで思い出すことが出来るって、私はあらためて30数年前を思い出しました。そして、その思い出は自分史の中の大切な1ページであったことを再認識させてくれました。

今、目の前に、高木さんのような”相手を適度にかまってくれて、男性を手のひらの上で転がせる”ような女性がいたら、私は迷わずその女性を奥様候補にしたいと思いました。このような女性は将来、良い奥方になるんじゃないでしょうか?周りの状況を見極め物事を正しく判断出来る能力に長け、旦那さんをうまく操縦出来る、内助の功と呼ぶにふさわしい女性。高木さんを観ると、うちの息子にはそんな女性を選びなさいとアドバイスしたい気持ちが沸きました。女性側から観たらまた違うのでしょうけれど、年をとってもかまってくれる女性が良いですね。でも、それは所詮、自分にあまりに都合の良い、無理な要望かもしれませんね。自分が魅力ある男性であり続けられるか、そのように思われるように意識と努力が必要ですね。片やの西片くんも家族を大事にしそうな優しい家庭的な旦那さんになりそうです。

この作品は漫画家・”山本崇一朗”さんの漫画が原作となっており、少年漫画誌「ゲッサン」(小学館)の付録小冊子「ゲッサンmini」に2013年7月連載開始、2016年8月より「ゲッサン」に連載開始(既刊8巻)となり、その後アニメ化され2018年1月〜3月に”BS11”他で全12話がTV放送となりました。”ニコニコ生放送”でもネット配信。アニメーション制作は” シンエイ企画”。注目すべきは、全体のシリーズ構成担当者が「SHIROBAKO」のシリーズ構成も手掛けた”横手美智子”さんであることです。中だるみがなく、最後まで面白く、最後は切れの良いエンディングに仕上がっているのは横手さんの存在が大きいのかもしれません。

からかい上手の高木さん3.png

そしてこの作品はオープニングテーマ・エンディングテーマがすごく良い作品でもあります。本編を挟む初めと終わりにもしっかりと物語を感じることが出来、単なるラブコメで終わらないラブストーリー性がそこからもうかがい知ることが出来る、トータル的に高木さんという一人の女の子の恋心を余すところなく楽しめるアニメだと思います。オープニングテーマはシンガーソングライターの”大原ゆい子”さんの曲ですが、リズミカルな曲調の中に可愛らしい女の子の気持ちがたくさん入っていて、また、大原さんの歌い方もとてもチャーミングで私の今の一推し”神曲”です。

そして、エンディングテーマ7曲は、ヒロイン高木さん役の”高橋李依”(りえ)さんが歴代アーティストのラブソングを高木さんの声でカバーしているこちらもスグレモノの曲ばかりです。高木さん仕立てのラブが溢れております。なお、ラスト2曲「愛唄」と「出逢った頃のように」は物語の11話と12話にドハマリなラブソングです。高木さんの声から曲の良さを思い知らされるという逆バンジー型の全7曲を皆様、どうぞアニメを観つつご堪能くださいませ!

オープニングテーマ
「言わないけどね。/大原ゆい子」
「言わないけどね。/大原ゆい子(ミュージックビデオFULLバージョン)」

エンディングテーマ
「気まぐれロマンティック(いきものがかり)/高木さん(高橋李依)」第1話・2話
「AM11:00(HY)/高木さん(高橋李依)」第3話・4話
「自転車(JUDY AND MARY)/高木さん(高橋李依)」第5話・6話
「風吹けば恋(チャットモンチー)/高木さん(高橋李依)」第7話・8話
「小さな恋のうた(MONGOL 800)/高木さん(高橋李依)」第9話・10話
「愛唄(GReeeeN)/高木さん(高橋李依)」第11話
「出逢った頃のように(Every Little Thing)/高木さん(高橋李依)」第12話

以上、オープニングテーマとエンディングテーマをあげておきますので、ピンク色の文字はぜひ、クリックして聴いて観てくださいね。わたしのブログは基本的にピンク色をクリックするとリンク先につながるようにしております。平面をやや立体的に魅せられたらと、動画まではいかない間の”大人版飛び出す絵本”を目指しております。 

からかい上手の高木さん5.jpg

最後に声優さんについてです。今回のヒロイン高木さんは”高橋李依”さんが演じていまして私の好きな声優さんの一人です。「がっこうぐらし!」の”直樹美紀”役や「この素晴らしい世界に祝福を!」の”めぐみん”役など同列ヒロインの中でも存在感をしっかりと出してくる若手の声優さんの中でも折り紙つきの声優さんです。今回は高木さんの独特な個性あるキャラを演じる一方で、歌の方もそれなりにこなせる器用さが際立ちました。

男性は、主人公の西片くん役を”梶裕貴”さんが演じております。数々の主人公をこなされる人気声優さんです。「ギルティクラウン」の”桜満集”、「ブラック・ブレッド」の”里見蓮太郎”、「進撃の巨人」の”エレン・イェーガー”などのカッコイイ役はもちろんのこと、「変態王子と笑わない猫。」の”横寺陽人”のコメディ役なども魅力的で、今回はちょっと弱気な心優しい少年役を演じております。

注目なのはもうひとり、今回のサブキャラの友人”日比野ミナ”役を演じた”小原好美”(このみ)さんです。彼女は「月がきれい」のヒロイン”水野茜”と「魔法陣グルグル」のヒロイン”ククリ”の個性あるキャラを好演された方ですが、今回はちょっと天然でお馬鹿なミナ役で存在感を表しました。同じ声優さんが演じているとは思えないバリエーションの豊富さを彼女に感じることが出来ました。ミナはサブキャラですが、かなり作品の中で個性的で目立つ面白い娘なので注目してみてくださいね。

「からかい上手の高木さん」は、漫画の方ではスピンオフとして「からかい上手の(元)高木さん」が出ているようです。つまり西片くんと高木さんは結婚して、一人の娘がいて、という設定になったお話が進行しているようです。私はまだ観ておりませんが、こちらでも西片くんがおそらくは(元)高木さんにからかわれているはずですが、どのように大人になった彼がからかわれているのかがすごく気になりますね。アニメで良かった方はぜひ、こちらも観てみるとさらに楽しみが広がるかもしれませんよ!

ブログランキング参加中です。
見る参考になったよという方は押していだだけるとうれしいです。


人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村



posted by タカポン at 00:33| Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: