2020年03月09日

万が一があってからでは遅い事なら、石橋を全方向から叩きすぎてから渡るくらいの細心の注意力と行動力が必要である。       「慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜」

 人は自分が経験していない未知の領域への対処にめっぽう弱いものじゃないでしょうか。身をもって経験して初めて、これから先はどのように対処すべきなのかを学び、道筋を立てて行動することができるんだと思います。知識は何かに生かされて初めてその価値が見いだされるものであって、単に知っているだけでは宝の持ち腐れです。

経験なしでのストックレベルの知識は、単に知っているという静の領域にとどまり、経験値を持っている方と共に行動する場合には、初動スピードについては、雲泥の差が出るものと思われます。これが知っていることと実際にできることの大きな差に繋がるんじゃないでしょうか。もちろん、知識がなければ自らが行動を起こせませんし、いろんな知識があれば人に教えることもできますので、知らないよりはよりたくさんのことを知っている方が断然、すばらしいことですし、役に立つ一歩だと思います。

今、世を混乱に陥れている新型コロナウイルスですが、これに対する政府の対応は遅いだのまずいだのと、どうのこうのといろいろ言われております。まあ、私たち一人一人は新型コロナウイルスの日本への侵入を直接阻むことも感染拡大にまったをかけることも単独ではままならないので、政府に過去の類似経験・知識をもとに出来得ることをしてもらって、私たちには行動の指標を示してもらい、それに従って秩序を保つことで収束を待ち、個々の身を守るしか策はありません。

過去の知識・経験なしには人は容易には動けない、ということが根底にあるとすれば、私たちはまず、過去の歴史上の類似経験を知識として学習し、未来を予測して早めに危機管理行動を起こすしか方法はないのかもしれませんね。いずれにしても最低限、それぞれが自己防衛をしなければならないのは明白なことです。

危機管理は、ビジネスにおいてもプライベートにおいてもあらゆる事故を未然に防ぐ、理にかなった対処方法です。予想できることについては事前に対処し、事故をある程度まで回避できるのです。起きてから対処すれば何とかなる、という考え方が一番いけないことなのかもしれません。万が一が起こってはいけない事案は、結びつく可能性はすべて潰しておかないといつか起こりえるのです。

「レディ パーフェクトリー。準備は完全に整った。」その言葉が出るまでは一切、戦いに応じず、戦いの準備に余念がない用心深い勇者がいた。そしてその勇者は、一度戦いが始まれば相手を完膚なきまでに叩き潰し、復活の芽が出ないように敵をチリと化するまで粉々に破壊するという、執拗なまでに念入りに後始末をする勇者がいた。彼の名は”竜宮院 聖哉”。紛れもない勇者である。そして、彼の危機管理能力と意識は他の勇者とは比べものにならないくらいに以上に高い。

私は”勇者”という名がつくタイトル作品は、条件なしに観ることにしております。”正義のために戦う勇者”。いい響きです。リアルでは、正義のために戦いたいけど、戦えない、おじさんの憧れのワードですね。勇者のワードが入っていれば条件反射で観てしまいます(笑)こどもの頃はよく、「勇者ライディーン」を観ていました。勇者であって、ロボットでもあるという、おじさんにとってはド・ストライクなアニメでした。

本日紹介する作品はロボットアニメではありませんが、とてつもなく強い勇者さんが登場する作品です。ハンパなく強い主人公が登場するアニメは”俺TUEEE系”アニメと呼ばれています。今回はまさしく、こちらに分類される作品です。この作品の主人公は強いだけでなく、さらに危機管理能力も持ち合わせたとても優れた人物なのです。作品の全般の楽しさとは別に、何かが学べる作品でもあります。

タイトルは「慎重勇者〜この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる〜」です。ジャンルはファンタジーアクションギャグコメディです。

慎重勇者1.jpg

ジャンルからしてギャグ・コメディ路線の、思わず笑ってしまうとっても楽しい作品です。強い主人公、カッコよく安心して観ていられます。でも口は悪く傍若無人で、やっていることは結構、えげつない。待てよ、これが王道の勇者のあり方なのか?なんて思わせられながらついつい魅せられてしまう、そんな、一見見た目は上から目線のいけ好かない勇者が繰り広げる異世界救済劇であります。

この世には様々な異世界が存在し、平穏な世界もあれば危険にさらされている世界も存在します。統一神界の神たちは、こうした様々な人間世界を監視し、常にあらゆる世界の秩序を守っていらっしゃるようです。神々の一人ある、治癒の能力を持った新米の女神”リスタルテ”は、ここ100年の間で5つの世界を救ってきました。それは彼女一人の力で救ってこれたわけではなく、パートナーとして戦う勇者を異世界から召喚し、その勇者をサポートすることで共に戦い、救うことができたのです。

ある時、救済難度Sクラスといわれる規模の危機にさらされている異世界、”ゲアブランデ”救済担当にリスタルテが選ばれてしまいました。難度Sとはベテラン女神でも尻込みするほどのレベルなのです。他の神々の前では調子良く指名を受けたものの、事の重大さに押し潰されそうになっていました。リスタルテはこの世界を救うために意を決し、最強の勇者を召喚しようと、日本の若者の勇者リストに目を通し始めました。なぜなら、日本は異世界転生の書物が人気で、こちらの召喚の意図も理解しやすい国だからです。リスタルテはその中に、今まで見たこともないようなステータス(能力値)・スペック(性能)を持った勇者を見つけたのです。

彼の名は”竜宮院 聖哉”。一億人に一人の逸材だとリスタルテは確信しました。これなら難度Sのゲアブランデ攻略も訳ないと、彼女はすぐに彼を召喚したのです。現れた聖哉はリスタルテがヨコシマな気持ちを持ちそうになるくらい、かなりのイケメンでした。しかし、自分が女神であることを伝えても、彼はリスタルテが女神だと信じようとしないし、戦いに連れ出そうとしても戦いのリスクを口にし、戦いを望まない聖哉。ステータス・スペックが高いわりにどれだけ用心深く慎重な勇者なのかとリスタルテは思うのでした。

ようやく彼に戦うことでのリスクの少なさを理解させ、勇者であることの自覚も促すと、彼は戦う前に準備を整えたいと言い出すのでした。すると、突然Tシャツを脱ぎだし、勘違いをしているリスタルテを横に腕立て伏せを開始。準備ができたら声をかけるとリスタルテに伝える聖哉。あきれた彼女は部屋を出て行くのでした。

それから1週間がたち、聖哉から連絡が。「レディ パーフェクトリー。準備は完全に整った。」二人は異世界・ゲアブランデに向かった。まずは危険が少ないエリアからスタート。初めに防具を準備しようとするが、防具を3つ買おうとする聖哉。薬草もたんまりと準備する慎重勇者。そしてステータスアップのために弱いスライムから倒すことになるも、彼はスライム相手に余りある攻撃技を何度も何度も繰り返す念の入れよう。スライムは最初の一撃で跡形もなくいなくなったはずなのに。

勇者はどこまでも慎重なのでした。すると、その大技の数々を嗅ぎつけた大物の敵、魔王軍・四天王の一人が聖哉たちの前に突然現れたのです。予定外の出現にリスタルテは慌てるも、敵のステータスやスキルを見通して観て、思わずビックリ。聖哉をはるかに超えるステータスの魔物だったのです。どうする?聖哉。リスタルテがそう思った瞬間、聖哉は戦わず、リスタルテを置いて一目散に逃げ出したのです。あり得ない勇者の行動にビックリするも、リスタルテも必死に逃げるのですが、やがて魔物に追いつかれ・・・

果たして勇者・聖哉と駄女神・リスタルテは魔王軍・四天王の一人から逃げ切れるのでしょうか?そしてこれから勇者と女神は救済難度Sの世界を無事に救うことができるのでしょうか?

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この作品は、あり得ないほど慎重な性格の勇者と、その勇者に振り回される新米女神が力を合わせ?異世界を危機から救おうと頑張る物語です。何ごとにも慎重に対処するが故に、普通の勇者とは勝手が違う勇者に翻弄させられる女神と、自分本位で横柄な態度で振る舞う勇者のドタバタコメディ・ギャグテイストがこの作品の流れでありつつも、シリアスな展開も兼ね備えた非常にバランスの取れたファンタジーアクションコメディ作品です。

クールガイで表情を全く変えない聖哉に対して、黙っていれば可愛らしいはずのリスタルテが、あまりに思い通りにいかないために苦悩する姿が顔芸(決して芸なわけではないのですが目まぐるしく変わる顔の表情)となって現れる様と、聖哉に対してのマシンガンのようなツッコミがこの作品の見所の一つです。そのほかにも見所は別にあるのですが、ネタバレと面白さが目減りするので、今回はこれ以上は語ることができません。

ギャグだけに終わらず、ラストに大きな感動が待っていることだけを皆さんにお伝えしておきますね。全12話を観た後に楽しさと感動、そしてすっきりとした後味が残る、よくまとまった作品だと思っていただける作品です。見終わればきっと、聖哉という主人公を通して、人を守るということの行動と責任、優しさと強さ、そして彼を通しての作品が伝えたいことが何なのかをみなさんにも感じていただけるはずです。お話の最後の方で、おじさんは予想外の展開に目から心の汗を流してしまいました。

この作品は、小説家の”土日月(つちひらいと)”さんによるライトノベル作品「この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる」/カドカワBOOKS刊行が原作です。それがアニメ化されて、2019年10月〜12月に全12話が”BS11”他で全国放送。”AbemaTV”・”ニコニコ生放送”他、インターネットでも配信されました。

監督は、「天体のメソッド」「装神少女まとい」「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」を手掛けた”伯井 政行”さん。シリーズ構成・脚本は、「幼女戦記」の”猪原 健太”さん。キャラクターデザインは、「装神少女まとい」「少女終末旅行」のキャラデザを担当した”戸田 麻衣”さん。アニメーション制作は”WHITE FOX”。

主人公・聖哉役は、昨年放送の冒険者を描いたダークファンタジー作品、「ゴブリンスレイヤー」の主人公・ゴブリンスレイヤー役を演じた”梅原 裕一郎”さんです。こちらもそうですが、低音のクールボイスがまさに冒険者・勇者にドハマりな声優さんです。だからこそ、聖哉のちょっとピントがずれている勇者像だとクールな声が逆に笑いにも転じるんだと思います。

そして、ヒロイン・リスタルテ役は、軽音部のゆるい日常を描いた作品「けいおん!」の主人公・平沢 唯役で天然なゆるい少女を演じた”豊崎 愛生(あき)”さんです。「とある科学の超電磁砲」ではチャーミングな初春 飾利役で印象に残る個性キャラを演じていましたが、最近では「女子高生の無駄づかい」の鷺宮 しおり(ロボ)役で感情が死んでいるという役柄を演じております。特徴のある声というよりは臨機応変にいろんなキャラを演じられる引き出しをたくさん持っている声優さんでしょうか。

今回の作品は、このお二人の掛け合いが素晴らしく、二人の声優さんに大注目です。

慎重勇者4.jpg

最後は、アップテンポで中毒性のあるオープニングテーマとエンディングテーマを聴いていただき、お別れです。

みなさん、「慎重勇者」を観る準備はそろそろ出来ましたか?

「レディ パーフェクトリー。準備は完全に整った。」ですって!
はい、では早速、整った方からご視聴くださいませ!

オープニングテーマ「TIT FOR TAT/MYTH&ROID」
エンディングテーマ「be perfect , plz!」

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posted by タカポン at 21:33| Comment(0) | アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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